2026 / 4 / 4 sat - 4 / 13 mon 12:00 - 18:00
積み重なる層を見て
焼成された壺には、歪みや擦れ、火の跡が残ります。土の記憶を呼び醒ましたような荒々しさと繊細さを併せ持った表情です。手捻りによるやわらかな揺らぎのあるかたちは、長い時間をかけて自然とそこに生まれたような静けさを感じさせます。
会場となる新町ビルの建物、多治見、焼き物の一大産地である美濃もまた長い年月を経てきた場所です。作品と空間が重なることで、ミノワタカハルの作品が持つ時間の気配がより立ち上がってきます。これも一つの侘び寂びか。過去と現在を繋ぐ行為です。
心の機微、手の動き、息遣いがそのままかたちに残ります。ただの道具ではなく、空間や記憶と結びつきながら、人の暮らしの中にあり続けてきたものです。流行や新しさだけではなく、これからも静かに残り続けていくもの。ぜひ会場で体感してください。
地想店主 水野雅文
Overview
- Opening Dates4th (Sat) April 2026 - 13th (Mon) April 2026
- Venue
新町ビル